水周りの排水溝を掃除したら水の流れが良くなった

お風呂の排水口が詰まりがちになることってありませんか。わたしの家族はお父さんとお母さんとわたしの三人なのですが、なぜかわたしがお風呂に入っているときに限って排水口が詰まって水が溢れて来るのです。そうなると要らないビニール袋を使って排水口のごみ受けの髪の毛なんかを取り除くのですが、それがなんとも嫌な気分なもので、なんとかならないかなと考えていました。

そんなある日、お父さんがキッチンの流し台で食器を洗っているときに、冷蔵庫に飲み物を取りにいったのですが、そのときにお父さんがシンクのなかに白い粉をまいているのを見たのです。
最初は小麦粉かなにかだとおもったので、お父さんはアタマがおかしくなったのかと思ってしまいましたが、そのあとおもむろにお酢のビンを取り出したとき、理科の授業で習ったことを思い出しました。
お父さんがまいていた白い粉は小麦粉ではなく、重曹、すなわち炭酸水素ナトリウムと呼ばれるものです。弱アルカリ性なので油汚れを分解したり、消毒効果があるので掃除の際に使用されるものです。この重曹にお酢などの酸性物質を加えることで、反応が起きて汚れ落ちが加速されるというわけです。

様々な「詰まり」の対処法 / 市川 水漏れ110番修理

お父さんはキッチンの排水口のぬめりと臭いを取るために使っていたのですが、わたしはこれをお風呂場の排水口でも使用出来れば、もしかしたら詰まりがいくぶんか解消されるのではないかと考えたわけです。早速お父さんに相談すると、にやりと笑って「やってごらん」と言いました。お父さんがこういう言い方をするときは、たいてい上手くいくときなのですが、お風呂場で同じようにやってみると、やはり反応が起きて泡がぶくぶくと出てきました。そのまましばらく待ってからお湯で綺麗に重曹を洗い流しましたが、その後しばらくは確かに水の流れが良くなったようでした。

年に一度は業者さんが高圧洗浄してくれるので、それまでの間、これで快適にお風呂に入れそうです。